自分が空いている日は、極力他の講師のセミナーに参加するようにしている。分野は、専門の品質改善/開発管理以外にも多岐にわたる。コンサルタントとしても常に現場での経験が必要と感じているが、いろいろな立場の人の話をきくのはおもしろい。
特に、少人数のセミナーでは講師の本音の話がきける。話が脱線することも楽しいが、ここはすでに用意していた話が、思わず脱線したのかが判別できないことも多い。やはり、このあたりはベテランの講師ならでは思う。
以前、聞いていたセミナーで(この時は大人数)、かなり自分が眠たくなったときに、用意されていた水が入ったコップ(飲むための水)を思い切り倒した講師がいた。スタッフが出てきてふいたのだが、このあともなぜか倒れそうなところにコップを再び置き続け、またこぼさないかひやひやして聞いていた。おかげで、眠気はふっとんだ。これも、すべて脚本通りであればすごいパフォーマンスだ。
何れにしても、自分が講師の場合を考え聞くことが多く、変な部分に気をとられるのも職業病かもしれない。