サービスには、無形性/異質性/生産と消費の同時性/非貯蔵性/需要の時期集中性などの特性がある。コンサランスの業務であるコンサルタント、研修提供なども当然サービス業に分類される。
このサービスの特性はやっかいで、忙しいときは非常に忙しいし、ポッカリ時間が空くことも多い。つまり、需要の時期が集中することが多く(需要の時期集中性)、在庫などをもつことができない(非貯蔵性)、また担当者を変更すると品質が異なる(異質性)ため、どうしても多忙な時期が発生してしまう。
前回のブログでも記載したが、基本的なコンサランスのポリシーとして、お客様の業務の手助けとなれば幅広く仕事は実施することにしている。したがって、この多忙な時期は必ず発生する。当然、土曜、日曜は無いし、深夜にもわたる。この状況を考えると、仕事の基本は健康であると思うことが多い。何の仕事でもそうだが、代替が利かないサービス業ではなおさらである。
しかし、集中にも限度があり、なんとか集中化を防ぐ必要があるとも感じている。以下、ざっくりとした対応案であるが、どれも品質面の低下などの問題があり容易ではない。
・複数の担当者が同じサービスを提供できるように能力向上を図る。
・空いている時間に次にくるだろう仕事の準備をする。
・研修内容を動画化しておく。
・時期により、変動料金制とする。
・空いた時間に書籍執筆などを入れる。
時期的に忙しいのは、コンサルティングの予算の関係、新人研修時期でもある年度初めの4月であることが多い。