UMLでは定義されている図が多いが、全て習得が必要かというとそうでは無い。必要な図のみ習得すれば良く、また細かい表記法も前回の分類した目的に合わせた深さの習得で問題無い。
ユースケース図:要求仕様定義のみならず、ビジネスモデルを表記する際にも使用するため、習得価値が高い図と言える。
クラス図:UML自体がオブジェクト指向ベースであるが、このクラス図はその要となるものである。
シーケンス図:オブジェクト間の流れが複雑になる場合など、その時系列が表現できるため、レビューなどで使用することが多い。
コミュニケーション図:オブジェクト間の流れがあまり複雑でない場合は、シーケンス図を使用せず、コミュニケーション図で表現可能。
状態マシン図:組込み系などの状態遷移が複雑な場合に使用。
その他の図も用途を理解し、必要に応じて使用することが重要である。