設計手法は数多く存在するが、開発管理として工程(フェーズ)の話を。
以前、要求仕様定義は何(What)を、設計はどうやって(How)に相当すると書いた。
それでは、設計工程(フェーズ)はどう分けるのが良いのだろうか?
まず、工程はあまり長くてはいけないということから、1月単位くらいの工程とし、
成果物をつくりマイルストーンでレビューをすることが理想だ。
また、方式(アーキテクチャ)設計と詳細設計に分ける場合は、方式(アーキテクチャ)設計は一人の設計者で実施し、詳細設計で複数の担当者に分割し実施するというやり方が管理上はシンプルである。一般に、方式設計までは上流フェーズ、詳細設計から下流フェーズととらえられる。期間が長い場合には、方式(アーキテクチャ)設計を複数に分割し、方式設計1は少人数で、方式設計2は各担当者へ振り分けるなども考えられる。
また、工程(フェーズ)の名称も上記以外にも、外部設計⇒内部設計、基本設計⇒構造設計などいろいろあるため、開発プロセス/計画書で明確に定義することが重要である。