本日は、ESMG(組込みソフトウェア向け プロジェクト計画立案トレーニングガイド)について記載します。
ESMGは、ESMR(組込みソフトウェア向けプロジェクトマネジメントガイド[計画書編])だけでは、(プロジェクト計画書への記載内容はわかるが)実際の計画立案作業は難しいという意見に対し、具体的な計画書立案を示す目的で作成された。
ESxR全般に言えることでもあるし、PMBOK(Project Management Body of Knowledge)、BABOK(Business Analysis Body of Knowledge)などでは顕著であるが、これらの書籍類は知識や記載項目の体系を整理しているのみで、その手順は記載していない。これは、作成手順はそのプロジェクト毎に異なるためである。
しかし、このESMGでは具体的な事例(自動改札機)を通じて、かなりの部分そのプロジェクト計画書作成の手順を記載している。ページ数にすると、277ページにも及びかなりの物量である。ただし、読む際はポイント(概要)のみを理解できるようにも工夫されており、経験者であれば半日もあればおおよその内容は理解できるだろう。
ESMRもESMGも「トレーナー養成」コースを修了しており、その内容は理解しているつもりであるが、この正月休みに再度記載内容を確認した。やはり、開発経験者が時間をかけているだけあって、再度読み込むことにより、その充実した内容は再度関心させられる。いったい、作成にどれ位の工数をかけたのだろうか?
2013年1月4日 合同会社 コンサランス代表 高安篤史