会社はなぜ倒産するのか?それは、赤字だからでは無く、資金がショートするからである。
通常の会社は借入れを行い、それらの資金を運転資金、設備資金とし、会社の運営を行っている。借入れは、期限がくれば返済しなければならないが、通常再度借入れを行うことが多い。また、黒字経営では新たな支店の開設などでも通常借入れを行う。
従って、これらの資金繰りを適切に実施しないと、資金がショートすることが発生する。それでは、資金ショートの原因はなんだろうか?倒産の原因の資金ショートは、単純に銀行が融資に応じてくれなくなる場合である。
それでは、銀行が融資に応じてくれない理由はなんだろうか?それは、いろいろな理由が考えられるが、下記を例に挙げる。
①放漫経営により、信用を無くした。
②コンプライアンスの不備により、信用を無くした。
③環境の変化(例えば、円安による原材料の高騰)により、採算の目処が立たない。
④後継者がいおらず、会社存続の見通しが見えない
現在、中小企業金融円滑化法が3月に終了しましたが、即金融機関も厳しい対応ができない状況ですが、これから1年後あたりには中小企業も大変な状況になると予想される。
本来、中小企業金融円滑化法により事業の再建を実施すべき企業が、延命しただけの結果になってしまったという批判もある。でも未だ遅くない。早めに手を打つべきである。