近年、仕事の問題解決、システム提案のための業務分析が注目を集めている。その中で、BABOK(Business Analysis Body of Knowledge)という知識体系がある。
このBABOKは、非常に重要なポイントを抑えているにもかかわらず、プロセス(実際の業務分析の進め方)が不明確なうえ、用語がわかりにくいため、現場での利用機会が増えているとは言いがたい。そこで、下記の状況で、このBABOKが有効に利用できるかを検証したいと思う。
ある製造業のメーカーの人事部の採用担当であるAさん(1か月前に庶務課から転属)が、人事部長を通じて、社長から「やはり、会社の発展のためには人材が重要だ。今度の採用では良い人材をとるように!」との指令があったと聞いた。
さて、ここでAさんはどのようにこの人材採用を進めるべきかを考えたい。みなさんなら、どうするだろうか?これから、約10回(ブログ)にわたり、この業務を分析し、どのように進めていくかをお話したいと思う。