続いてのエリアは、”③エンタープライズアナリシス”である。まずは、企業としてあるべき業務、ニーズを分析する。
前回は、各ステークホルダーの真の要求を引き出す必要をお話した。 各ステークホルダー、各部署にはそれぞれの都合があり、これを無視すると実際の業務はうまくいかなくなるということだった。
それでは、この”③エンタープライズアナリシス”は、何を分析すれば良いのだろうか?これは、本来の企業としてあるべき業務、ニーズである。例えば、企業理念と共に価値、バリューなどを掲げている企業もあると思う。また、会社としての中長期目標にある業務を達成する上で、必要なスキルもある。また、社長の意向はこれらのエンタープライズ要求と非常に似ている場合が多い。これらのスキルをもった企業理念にあった人材を採用することが必要になる。
これらのあるべき姿を分析する必要がある。ただし、スキルと単純に書いたがここは注意して欲しい。特に新人採用の場合は、技術的なスキルというより、ヒューマン(パーソナルスキル)スキルが重要となる。この詳細分析は、次回の”④要求アナリシス”でも分析を実施する。