次の知識エリアに入る前に、”④要求アナリシス”の制約条件/前提条件について、確認していきたいと思う。
制約条件/前提条件には、どのようなものがあるだろうか? これは、一言で言うと、問題解決を行う上で、対応のしようが無いものである。
例えば、法律や業界の取り決めなどが上がる。現在、新卒などの採用活動は、その開始日が決まっており、これは曲げることはできない。その他、会社の都合上など、前提になるものは漏れなくリストアップしておく必要がある。これは、ステークホルダーへのヒアリングにて、思わぬものが上がることもあるので、注意が必要である。
逆の注意事項もある。例えば、社長の意向だからと制約条件にしてしまうと、本質的な問題が解決できないこともある。考え方は、その内容が、本当にステークホルダーも含め、解決できないものかを考える必要がある。