現在、IoT(Internet of Things)関連の仕事を多数実施させてもらっている。振り返ると、今までに自身が実施した仕事の大半が、このIoTに関連している。逆の見方をすると、IoTがそれだけ幅広いとも言える。
①大学は理工学部ではあるが、工業経営学科というところで、卒論はプラントエンジニアリングをテーマにした。東京都の多摩地区のレンズ工場の業務改善などの課題解決について、夏休みに1か月ほど、その工場の寮に泊まり込んで、分析を実施した。 → 工場計画/生産管理/IE(Industrial Engineering)などを実践的に習得、IoTによる製造現場の改善へつながる。
②会社入社時は生産技術部を希望したが、その当時にエンジニアが不足していた組込みソフトウェア開発部門に配属される → ソフトウェア 及び IT技術を習得
③組込みシステムの情報分析により、予防保守や顧客への価値提供(提案)を実施 → IoTの基本となる情報の蓄積/分析による改善の実践
④組込みソフトウェアの品質改善/プロセス改善を担当 → ①で習得した工程管理の考え方が役に立った。IoTによる品質向上へつながる。
⑤組込みソフトウェアの開発を通じての生産拠点の立ち上げ(ソフトウェア自身が製品の検査ツール) → 製造現場のIoT改善へ
⑥組込みシステムの製品企画&顧客システムの価値向上提案 → IoTによる顧客価値創造へ
⑦開発部長としての組織改善、人材育成、スキルマップの構築 → IoTのスキル定義、人材育成へ、またIoTの推進組織の検討につながった
⑧独立後、Webアプリケーション、Androidアプリケーションの開発支援 → UI(User Interface)やUX(User Experiennce)の重要性の理解
⑨BI(Business Intelligennce)によるデータ分析:ビックデータ分析につながるデータの有効利用
⑩中小企業診断士としてのビジネスモデル構築支援(含む事業計画)/製造業のマーケティング支援
→ IoTのビジネスモデル構築/ユーザ価値の創出/バリューチェーンの拡大へ
⑪製造業(カーメーカー、車部品メーカー、半導体メーカー、センサーメーカー、金型メーカーなど)の業務改革支援(プロセス改善、品質改善、見積もり処理改善、生産システム導入、生産合理化、コスト低減、海外進出など)→ スマート工場の推進へ
以上、主な経歴とIoTとの関連を纏めさせてもらいました。