DFSS(シックスシグマ)による自社の改革、またコンサルタントしての変革をこのシックスシグマ(DFSS)にて実施してきた。しかし、昨今は、もの足りなさを感じている。
それは、AI(人工知能)/機械学習により、あらゆるデータを駆使し、予測を実施するようになったことにほかならない。確かに、DFSS(シックスシグマ)は、統計分析を中心にしたデータ分析のより、事実を把握し、あらゆるツールを駆使し、改善に取り組める手法である。ただし、そこには、標準化を前提にした進め方とはいえ、ブラックベルトを中心にした改善担当者の力量に大きく左右される側面がある。逆に言うと、ブラックベルトなどの育成が改革の成果に影響する。
AI(人工知能)/機械学習では、ツールの利活用するための人材育成は重要ではあるものの、予測を中心としているため、人が変革を考える余地は少ない。さらに言うと、AI(人工知能)/機械学習が、人を育ててくれる。
昨今の将棋界をみると、そのAIソフトに育てられ、将棋界に革命を起こしている棋士が存在する。企業においても、同様にAI(機械学習)に育てられ、従来のDFSS(シックスシグマ)のブラックベルトと同様なアウトプットに結びつける若手が出てきている。データが真実を知っているという考えが基本であり、経験を積んだベテランに頼らなくても、データをもとにしたAI(機械学習)を起点としたDFSS(シックスシグマ)により、従来の成果以上のものが短期間で創出される。
さらに言うと、経験を積んだベテランは過去の成功体験に捉われ、現実のデータを見ない傾向があり、また、同様に従来以上の成果を出し、AI(機械学習)に育てられたブラックベルトが、今まで過去に考えもつかなかった新たなイノベーションを起こしている現実もある。
合同会社コンサランスでは、従来のDFSS(シックスシグマ)にAI(機械学習)を取り入れ、ブラックベルトを含めた人材育成には、データエンジニアにの要素を追加しました。データの有効活用の基本的な考えは変わりませんが、DX(デジタルトランフォーメーション)を担うDFSS(シックスシグマ)としての位置づけを明確にしています。